現場人事に訊いてみた!人事のやりがいとは?

インタビュー記事

更新日:2022-07-10

今回は弊社の人事責任者である山中諭さんに「人事におけるやりがい・魅力とは」をテーマに取材させていただきました!

1、略歴

1980年東京生まれ。
東京学芸大学を卒業後、2004年にケンタッキー・フライド・チキン株式会社に入社。
1年半営業を経験したのちに人事部へ異動となり、採用/労務/制度設計/労働組合対応など、様々な人事業務に従事。
2010年に株式会社ウィルゲートに入社。
人事部を立ち上げ、その後、人事をやりながら広報/経理財務/営業/マーケ/エンジニア部門と幅広くマネジメントを行う。
その後、2019年に独立し株式会社FCRPを設立。
人事コンサルや事業立ち上げコンサルなどをやり、2020年自分の会社をやりながら、その一つのコンサル先のHajimariにジョイン。
現在は執行役員兼「人事プロパートナーズ」「HRU」「人事」「広報」の責任者に着任。
200社以上の人事コンサルを経験。

2、人事におけるやりがい・魅力とは

Q.人事という仕事のどのようなところにやりがいを感じていますか?
人事といっても採用や育成、制度設計、評価、労務そして組織活性など仕事内容はたくさん存在しています。そしてその一つ一つにやりがいがありますね。まとめて言うと、経営陣と距離が近いなかで会社の大きな動きや重要なヒト・モノ・カネ・情報の「人」という重要な部分に携われることですかね。

具体的にそれぞれのポジションでのやりがいをお伝えすると、採用の部分では自分が採用した人たちが活躍しているときです。採用は会社の成長の鍵になるので。それに採用は毎年その方法が変わるので、答えがないところを模索していくという点にやりがいを感じます。過去に、一年ぐらいで社員30人から100人に増やしたときがあったのですが、その時は会社も成長してもちろん課題も出できたんですけれど人事としての経験は積むことができたなと思います。

労務に関しては、単なる作業として捉えるのではなく戦略的に、試行錯誤しながら行うところに面白さがあると思います。法改正も毎年のようにあるのでそこを捉えることによって施策の内容が変わるところがおもしろいですね。

育成に関しては一番難しい分野なんですけれど、社内の育成体制を整えていくところで入社した人たちのキャリア形成の度合いが変わりますし、その仕組みづくりができるという点がやりがいですね。

評価制度は会社がどんな人を評価するのかを決めることができます。これは言い換えると社員に対する会社からの重要なメッセージを決めることができるということだと思うのでそこが一番のやりがいだと思います。

イベント、社員総会などの組織活性に関しては、労働人口も減っている中で採用の難易度も格段に上がってきています。その中でより今いる人たちのエンゲージメントを高めることが必要になってきているのですが、そこを高めるためのイベントを行うところが楽しい部分ですね。

人事って役割がたくさんわかれているからこそ一つ一つやっていくのが難しいんです。全部できる人なんて1%いるかどうかです。でもそこができるようになると市場価値が高まるのでそこがやりがいですね。
Q.人事の魅力を一言で表すと?
「会社にとって一番重要な『人』に大きな影響を与えられるところ」

会社の成長に重要な「人」に対して、採用や育成、キャリア支援から退職まで全てにおいて携わることができるからです。「人」は感情で動く生き物なので答えがないんですね。だからこそ人と向き合うことでその答えをつくっていくのが楽しいんです。

3、これから人事へ挑戦する人、新たな環境で働く人に向けてのアドバイス

Q.アミーチのユーザーに向けて何かアドバイスをお願いします!
人と向き合うことが多いので辛いことも、答えがわからず大変なことも多いと思いますが経営とも近く、人の人生の岐路に立つことができるのでやりがいの多い仕事です。是非楽しんでやってください。そして、今人事は明らかに人材不足です。でも、だからこそ人事をやっていくことでみなさんのキャリアは今後、必ず広がっていくと思います。