更新日：2022-09-21

転職を「逃げ」だと思い、なかなか転職へ踏み出せない人もいるのではないでしょうか。しかし、転職することでしか解決しないこともあるのです。不満を抱えながら働きつづけるという選択肢の他に転職するという選択肢を持つことも重要なのではないでしょうか。

１、転職に踏み出せない人の特徴

転職に踏み出せない人の特徴とは一体何でしょうか。ここでは転職に迷う人のありがちなエピソードを４つご紹介します。

ⅰ）現在の仕事をやめることが不安

転職は新たなキャリアのはじまりです。しかし同時にこれまで積み重ねてきたキャリアとは異なるキャリアを積むことになるということです。勤続年数が長い人ほどこれまでのキャリアを無駄にしてしまうのではないかと考え、転職をためらってしまう人は多くいます。

まずは将来どのような人物になっていたいのかということを書き出してみましょう。その上で、そのビジョンを達成するために必要な要素を段階に分けて洗い出すということがポイントです。要素の洗い出しが十分でなければ、入社後自分の理想とする環境が揃っていない、この会社にいても将来が見えないといったギャップが生まれてしまうのです。

ⅱ）家族から引き留められる

親から「仕事は辛いのが当たり前」「一度決めたことは最後までやりなさい」と転職を反対され、自分をよく知っている家族がそう言うならと転職に踏み切れないという人。しかし「長く働けば働くほどよい」という考えは今の時代に合っているのでしょうか？

ⅲ）会社から引き留められる

退職することを会社に伝えると「この時期に退職は困る」「この会社でうまく行かないのに他でやっていけるわけがない」と引き留められてしまい結局断りきれずに転職を諦めてしまうケースがあります。

ⅳ）まだ我慢できるのではと思ってしまう

例えば職場の人間関係がうまく行かず一度は転職を考えた場合でも、「こんなに辛いのは自分だけかもしれない」「まだ我慢できるのではないか」と思い転職という選択肢を「逃げ」としてネガティブにとらえてしまう人は転職になかなか踏み切れません。

２、逃げた方がいい職場とは

逃げることは 悪いことではありません。むしろ逃げたほうがいい環境というものがあるのです。あなたは次の３つに当てはまっていないでしょうか？

ⅰ）会社の価値観が合わない

会社の価値観は自分自身で変えられるものではありません。会社の目指す方向性、文化、考え方などが合わなければ、結果的にあなたの叶えたいビジョンも叶えられずに終わってしまう可能性があります。

ⅱ）パワハラやセクハラがある

転職を検討する理由の一つとして上司のパワハラやセクハラがひどいといったケースがあります。上司の気分で八つ当たりされる、体を触られる、明らかなひいきが存在している職場で働き続けている場合、ストレスが溜まってしまい心身の健康が悪化してしまいます。まずは社内の仲間や別の上司に相談することが大切ですが、解決しない場合は転職に踏み切るべきです。

ⅲ）明らかなブラック企業である

規定時間外の労働や、残業代が支払われない、有給が取れないといった明らかに過酷な労働を強いられる「ブラック企業」からはすぐに逃げるべきです。働いているときは気づきにくいかもしれませんが、自分の体と心の体調に耳を傾けながら心身の健康に違和感を覚えたら転職をおすすめします。

あなたは逃げたほうが良い職場で働いていませんか？転職という選択肢に逃げるわけにはいかないと我慢して働いていても、心身の健康だけでなくあなた自身のキャリアビジョンまで失ってしまいます。転職をポジティブに捉え、是非一歩踏み出す勇気を持ってみてはいかがでしょうか。